第2回「FESコンテスト」受賞作品
日本最大級の金融教育の祭典
金融教育を自分ごとに!中高生が小学生向けに金融教育動画を考案した
第2回「FESコンテスト」全国大会・表彰式を開催!
第二回FESコンテスト
香川県地区大会で選ばれた作品
第二回FESコンテスト
千葉県地区大会で選ばれた作品
Study部門
最優秀賞
審査員から最高得点を獲得し、協議の上選ばれた作品に贈られます。
小学生のぼくも税金を納めている!?
大手前丸亀中学・高等学校 中学3年 中下心結(団体応募)
作品
受賞者プレゼン
審査員からのコメント
本作品は、すべての人が普段の生活で支払う消費税を起点に、税金が私たちの生活に果たす重要な役割を小学生にもわかるようにわかりやすく説明していました。最初は税金を払いたくないと言っていた小学生が「もし税金がなかったら暮らしはどうなるか」を知って、税金の重要性に納得するストーリー展開や、税金についての教育的メッセージを楽しく伝えている点が高く評価され、審査員と全国大会に来場の観客の皆様の双方から最高得点を得ての受賞となりました。
なおこちらの作品は、香川県地区大会にて最優秀賞を受賞しました。
優秀賞
最優秀賞に次いで優秀で、大きな影響力を与える作品に贈られます。
「稼ぐ」のは大人だけじゃない!?in フィリピン
チーム「WAKE²」代表者:渋谷教育学園幕張中学校・高等学校 高校2年 草場美海(団体応募)
作品
受賞者プレゼン
審査員からのコメント
この作品は、文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN」で出会い全国各地の高校生5人が、留学先のフィリピンで実際に目にした児童労働を、自分たちで撮影した映像で伝えていました。社会課題を扱いながらも、5人がお揃いのTシャツを着て、現地を背景に撮影する等、状況がより伝わるよう工夫していました。応募作品のなかで実体験に基づいた映像作品は少ないため、その現実味と説得力が目を引きました。5人の行動力や想いが込められたこの動画は、大人にも見てほしい作品です。
なおこちらの作品は、千葉県地区大会にて知事賞、全国大会Challenge部門にてひふみ賞を受賞しました。
大阪・関西万博賞
2025年大阪・関西万博が目指すSDGsの達成に最も貢献すると認められた作品に贈られます。
世の中のためにお金を使う!?
開智中学・高等学校 中学3年 吉川咲希(団体応募)
作品
受賞者プレゼン
審査員からのコメント
欧米と比較して日本には寄付文化が根付いていないと言われるなか、本作品は、募金がよりよい社会づくりに貢献することを伝えていました。小学生にとって、赤い羽根募金や緑の羽根募金などが何の役に立っているかを考えるきっかけとなる、教育的価値のある動画です。募金活動を通じて他者を支援する方法を伝えると同時に、募金詐欺の危険性について注意喚起している点も評価されました。
三菱みらい育成財団賞
三菱みらい育成財団のミッション達成、探究的な学びに最も貢献すると認められた作品に贈られます。
モノの値段が変化する!“買うお店を意識”
埼玉県立越谷総合技術高等学校 高校2年 髙橋大希(個人応募)
作品
受賞者プレゼン
審査員からのコメント
この作品は、おつかいに行く小学生を主人公として、コンビニとスーパーで商品の値段が異なる理由を明らかにする動画です。流通経路やコスト構造の違いにより値段が異なることを、図解で丁寧に説明していました。その教育的価値に加え、自身で考え、調査をしながら、答えを導き出し、それを小学生に伝えるために工夫して表現した「探究的な学び」が評価されました。
審査員特別賞
最もお金の興味関心を引く内容であり、お金を学ぶきっかけを生み出す作品に贈られます。
クレジットカードは魔法のカード??
愛知県立豊橋南高等学校 高校3年 伊東愛結(個人応募)
作品
受賞者プレゼン
審査員からのコメント
クレジットカードを「魔法のカード」と誤解している小学生に対し、代金が後払いであることをわかりやすく説明していました。子ども同士のお金の貸し借りは危険であることも盛り込まれており、健全なお金の使い方を考えるきっかけを提供していました。ペープサート(棒についた紙人形)がかもし出す手作り感、1分間で多くの内容を扱っている点も評価されました。
クリエイター賞
審査基準のうち、CreativityとExecutionの観点から最も優れた作品に贈られます。
もしも一人がこわいなら
文教大学附属中学校 中学2年 遠藤最(個人応募)
作品
受賞者プレゼン
審査員からのコメント
本作品は、生成AIを活用して制作されており、オリジナリティあふれる作品です。生成AIを使うと簡単に制作できると誤解されがちですが、実際には、画像や曲の準備に時間と手間をかけ、統一感が出るようまとめる過程でも多くの工数をかけていました。そのクリエイティビティが受賞の決め手となりました。税金が私たちの生活や社会に果たす役割をイメージとして理解できるよう、内容も工夫されていました。
奨励賞
小学生の学習意欲と自主性を引き出した作品に送られます。
新紙幣の秘密
渋谷教育学園渋谷中学高等学校 高校1年 加納莉穂(個人応募)
作品
受賞者プレゼン
審査員からのコメント
2024年7月に発行された日本の新紙幣に施された最新の偽造防止技術を、工夫された映像で興味深く紹介している点が評価されました。紙幣の製造原価を約20.4円と明示したうえで「なぜお金が価値を持つのか」という問いに「信用」と答えている部分も、金融教育の素材として非常に優れていました。1分間でテンポ良く、多くの情報が盛り込まれていた点も高評価を得ました。
キャッシュレス決済ってなーに?
英明高等学校 高校2年 中村竜斗(個人応募)
作品
受賞者プレゼン
審査員からのコメント
この作品では、キャッシュレス社会の進展を前向きに捉えつつも、過度に依存しないよう警鐘を鳴らし、現金とキャッシュレスの併用を提案していました。特に、災害が多い日本においては、停電や通信障害の際に現金が頼りになるという現実を明らかにしており、大人にとっても学びの深い内容となっていました。視聴者に重要かつ実践的な知識を提供している点が評価されました。
なお、中村さんには香川県地区大会において審査員特別賞を受賞しました。
Challenge部門
ひふみ賞
テーマ「お金とは?」に対して応える作品を制作した方へ贈られます。
自分へのご褒美
広島国際学院高等学校 高校3年
福留 櫻子(個人応募)
「稼ぐ」のは大人だけじゃない!? in フィリピン
渋谷教育学園幕張中学校・高等学校 高校2年
草場美海(団体応募)
※ひふみ賞受賞3作品を代表し、高崎市立並榎中学校の深野愛花さんが表彰式プレゼンを行いました。
3作品への審査員からのコメント
「ひふみ賞」の受賞3作品は、それぞれ「お金とは」というテーマに中高生の視点で学びをアウトプットいただけた素晴らしい作品です。3作品とも、お金の本質と、お金に対する向き合い方を考える重要性を説く教材として、小学生だけでなく大人にも見てもらいたい作品である点が評価されての受賞となりました。
ジョブドラフト賞
テーマ「働く=稼ぐ!? 働くってなんだろう?」に対して応える作品を制作した方へ贈られます。
上司ガチャ
東京都立東久留米総合高等学校定時制課程 高校3年 山田崇志(団体応募)
作品
受賞者プレゼン
審査員からのコメント
この作品は小学生の興味を引く「ガチャ」を素材に、理不尽な上司、無責任な上司、そして理想的な上司という3種類のキャラクターを通じて、職場におけるコミュニケーションやリーダーシップの重要性を伝えています。小学生がこの動画を見て「働くこと」は人と人との関わりや信頼の上に成り立つのだと気づき、将来の自分の姿を想像してくれることを期待します。
FESキッズ賞
ワークショップに参加し制作した動画の中から、優秀な作品を制作した小学生へ贈られます。
最終結果発表および表彰状授与の風景はこちら
来賓挨拶 金融経済教育推進機構 島村昌征氏
第二回FESコンテスト オープニングムービー
第二回FESコンテスト エンディングムービー
審査員紹介
田内 学 TAUCHI Manabu
社会的金融教育家/お金の向こう研究所 代表
東京大学在学中に、国際大学対抗プログラミングコンテストアジア大会入賞。同大学大学院情報理工学系研究科修士課程修了。ゴールドマン・サックス証券入社。以後16年間、日本国債、円金利デリバティブ、長期為替などのトレーディングに従事。日本銀行による金利指標改革にも携わる。
単著に『きみのお金は誰のため』『お金のむこうに人がいる』。
共著では、文部科学省検定の高校社会科教科書(公共)。
『ドラゴン桜2』など監修協力も多数。
亀坂 安紀子 KAMESAKA Akiko
青山学院大学 経営学部 教授
慶應義塾大学在学中に公認会計士第2次試験に合格し、会計士補として大手監査法人にて勤務。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。2002年、日本の投資家行動に関する研究に関して国際学会にてAward受賞。内閣府の研究所の客員主任研究官としてウェルビーイングの研究にも従事。
松津 亮佑 MATSUZU Ryosuke
株式会社マクアケ 執行役員 兼 財務経理部部長
大学卒業後、公認会計士試験に合格。東証一部上場企業の証券会社に入社し、財務経理部にて、連結決算開示、組織再編対応などに従事。2014年 PwC税理士法人金融部に入所。税務申告業務、デューディリジェンス、アドバイザリー業務を提供。2017年、株式会社マクアケに入社。少数精鋭での決算開示体制を構築し、2019年12月に東証マザーズ上場。国内で最速での決算報告や監査対応を行い、投資、M&A、資金調達、管理会計などの業務に従事。
岡 美智子 OKA Michiko
株式会社A&I 代表取締役
大学卒業後スターバックスコーヒージャパン、P&G,アストラゼネカ、医療機器メーカー等の外資系企業で店舗運営、人材育成、経営企画、マーケティングに携わる。 2020年2月株式会社A&Iを創業。 「エンジェル投資家の存在が当たり前の社会に」を掲げ、起業家やベンチャーの志を投資家につなぐコミュニティを運営。
NEW CONFERENCE(東京都女性起業家支援事業)公開セミナー登壇、メンターとしても従事。
仲岡 由麗江 NAKAOKA Yurie
レオス・キャピタルワークス株式会社 営業推進本部 副本部長兼レオス営業部長
メガバンク、運用会社、ネット証券での投資信託の販売、商品企画、マーケティング、iDeCoの運営管理に従事した後、レオス・キャピタルワークス株式会社に入社。
上場プロジェクトに参画し、2023年4月上場。
広報・IR活動に従事するとともに、「ひふみ金融経済教育ラボ」のメンバーとして幅広い世代へ「お金の本質」を伝える金融経済教育にも注力する。
2024年2月に発行された「投資家と考える10歳からのお金の話」では、各章の案内人としても登場している。その他、学校現場でも数多くの登壇実績を持つ。
髙宮 敏郎 TAKAMIYA Toshiro
SAPIX YOZEMI GROUP 共同代表
慶應義塾大学経済学部を卒業後、三菱信託銀行(現・三菱UFJ信託銀行)を経て、2000年に㈻高宮学園代々木ゼミナールに入職、2009年より現職。代々木ゼミナール副理事長、㈱日本入試センター代表取締役副社長も兼務。「教育はサイエンスであり、アートである」をモットーに、次世代を担う子どもたちの教育を支える活動を行っている。
星野 圭美 HOSHINO Tamami
株式会社ジンジブ 取締役
新卒で採用支援会社に入社し、企業の新卒採用戦略立案から実施までをサポート。
その後2014年2月に株式会社ジンジブへ入社し人材紹介事業(中途)、高卒採用支援事業の立ち上げに従事。現在、取締役としてキャリア教育開発部、カスタマーサポート部の管掌と、高卒第二新卒の転職・リスキリングを支援する「ジョブドラフトNext」立ち上げに従事。
大学生実行委員 代表あいさつ
自分が輝ける場所や自分を表現できる場所を学外に見つけることで、自信を持って人と関わることができるようになりました。
FESコンテストでは全国でのワークショップの運営、高校への出張授業など、様々な活動に参加し、表彰式では受賞者との事前面談も担当しました。
さらに、FP3級の取得にもチャレンジしました。機構の活動は、自分次第でいくらでも幅広い体験を得られるものです。
大学生運営事務局代表
早稲田大学3年生 西尾 茉莉杏
主催
助成
協賛(シルバー)
協賛(ブロンズ)
協力
後援
一般社団法人日本金融教育支援機構について
一般社団法人日本金融教育支援機構は「人生の選択肢を増やす金融教育を」の理念のもと設立された団体です。ファイナンシャル・プランナーの有資格者などが講師として所属する当機構では、幅広い世代の方が豊かな生活を送ることができるよう、さまざまな形で金融教育を行っています。
特に人生の重要な選択をする年齢層である中高生に対する金融教育の必要性より「FESコンテスト」や全国での中高校での出張授業に注力しています。
協会概要
当機構は消費者庁の消費者教育方針に従っています。消費者教育ポータルサイト