2026年6月29日、オンライン(ZOOM)にて、岡山県立総社高等学校の生徒4名を対象とした金融教育講座を実施いたしました。講師は当機構認定講師の上田英男が務め、「お金の8つの力」のうち「増やす」をテーマに投資や資産形成の基本的な考え方について講義を行いました。また今回の授業は、FESコンテストへの参加を見据え、生徒の皆さんが金融教育動画のアイデアを考えるきっかけとなることを目的に実施しました。


授業の様子
冒頭では、FESコンテストの概要を説明し、中高生が小学生向けの金融教育動画を制作・応募するコンテストであることを紹介しました。あわせて、動画制作のルールとして、「お金の8つの力」から1つのテーマを選ぶこと、1分以内の縦型ショート動画で表現すること、著作権に気を付けることなどを確認しました。


その後、「8つの力」の中でも今回のテーマである「増やす」に焦点を当て、稼ぐ・貯める・増やすの違いを整理しました。「増やす」とは、投資などを通じてお金に働いてもらうことであると説明し、同じ1,000円でも使い方によって消費・浪費・投資に分けられることを確認しました。投資については、「未来の価値につながる使い方」として捉え、目的があること、将来を考えること、リスクもあることの3点を中心に説明しました。株式、債券、投資信託、NISAといった代表的な投資の仕組みについても触れ、株式は会社の成長に投資するもの、債券は国や会社にお金を貸すもの、投資信託は複数の投資先に分けて運用する仕組みであることを紹介しました。


また、投資を考えるうえで重要な視点として、リターンとリスクの関係を取り上げました。リターンとは得られる利益や成果であり、リスクとは思った通りにいかない可能性であることを確認し、「増える可能性」と「減る可能性」はセットで考える必要があると伝えました。さらに、「72の法則」を用いて、時間が資産形成において大きな力になることも紹介しました。

授業の最後には、今回学んだ内容をもとに、FESコンテストの動画アイデアを考える際のポイントを確認しました。テーマは自由であり、8つの力のどれを扱ってもよい一方で、小学生に向けて「正しく・わかりやすく・印象に残る」形で伝えることが大切であると伝えました。
本授業での学びをもとに、生徒の皆さんが自分たちの体験や気づきを活かし、小学生に伝わる金融教育動画の制作へつなげてくれることを期待しています。当機構では、今後も全国の学校と連携し、生徒が主体的にお金や社会について考える金融教育を推進してまいります。

