一般社団法人日本金融教育支援機構は、2026年5月9日から7月4日にかけて、浪速高等学校・浪速中学校(大阪府大阪市住吉区)にて、生徒の将来設計を見据え、具体的に物事を考えるきっかけとなる金融教育講座「お金の8つの力」を全4回実施しました。土曜日の特別講座(選択制)として、中学1年生から高校3年生までの希望者を対象に、各回90分(11:00~12:30)で開催し、1コマからの参加も可能な形式としました。講師は、上田英男(5月9日・7月4日)、奥居剛史(6月6日)、林剛史(6月20日)の3名が回ごとに担当しました。
上田英男

奥居剛史

林剛史

授業の様子
第1回(5月9日)「使う」「稼ぐ」
全4回の初回となるこの日は、「使う」「稼ぐ」をテーマに学びました。「使う」では、消費・浪費・投資の違いや価格と価値、相場、支払い方法などを、身近な例やクイズを交えて学びました。「稼ぐ」では、働くことを価値提供と捉え、時給相場と専門性の関係、相場から外れた高額アルバイトに潜む危険性、労働・無形・金融の3つの資産について理解を深めました。最後に、FESコンテスト応募に向けた動画制作の手順や著作権についても確認しました。


第2回(6月6日)「借りる」「納める」
2回目となるこの日は、「借りる」「納める」をテーマに学びました。「借りる」では、お金を借りられる背景にある信用の仕組みや、ローン・クレジットの仕組みと金利、奨学金について学びました。「納める」では、日本の財政や税金・社会保険料の意義、税金の仕組みと控除、源泉徴収・確定申告について取り上げました。


第3回(6月20日)「貯める」「増やす」
3回目となるこの日は、「貯める」「増やす」をテーマに学びました。「貯める」では、貯蓄の意義や銀行の役割、単利・複利の違い、キャッシュフロー表を使ったお金の管理方法を学びました。「増やす」では、投資の基本と商品の種類、複利の力、投資と投機の違い、NISA制度(2027年開始予定のこどもNISAを含む)について学びました。


第4回(7月4日)「備える」「贈る」
全4回の締めくくりとなるこの日は、「備える」「贈る」をテーマに学びました。「備える」では、病気・けが・災害・失業・契約トラブルなどのリスクを出発点に、社会保障・社会保険・公的医療保険・年金制度・民間保険や、18歳以降の契約責任と消費者トラブルへの対応について学びました。「贈る」では、日常の贈り物や贈与・相続、クラウドファンディング、デジタルギフト、寄付を通じて、お金が感謝や応援、社会貢献につながることを考えました。最後に、これまで学んだ内容を「備える=未来の自分を守る力」「贈る=誰かの未来を支える力」として振り返りました。


全4回を通じて、「使う」「稼ぐ」「借りる」「納める」「貯める」「増やす」「備える」「贈る」という「お金の8つの力」すべてを学ぶ講座となりました。当機構では、今回のような講座をきっかけに、生徒の皆さんがお金について自分ごととして考え、学びを深めていけるよう、引き続きサポートしてまいります。今後も全国の学校を対象に、金融教育の出前授業を継続的に実施していく予定です。

