学校法人佐藤学園が運営する通信制高校・ヒューマンキャンパス高等学校の「ファイナンス・投資専攻」において、2025年度後期オンライン講座として、一般社団法人日本金融教育支援機構が金融教育プログラムを実施しました。
後期授業では、前期に学んだ基礎知識を土台に、金融リテラシーの理解をさらに深める学習と、投資ゲームを活用した実践的な体験学習を組み合わせたプログラムを展開。知識を「知っている」状態から「使って判断できる」力へとつなげることを目指しました。講座には、当機構認定講師の横田沙織、広川明雄、山本将也、小林正幸、長尾由芳、秋葉裕幸、奥居剛史、朽網哲朗、久永航輔、長澤雅美、上田英男、伊藤陽一、北島諭、大学生サポーター講師複数名が登壇しました。
「ファイナンス・投資専攻」開講の経緯
本専攻は、2025年度より新たに開講した専門プログラムで、学校法人佐藤学園が運営するヒューマンキャンパス高等学校・ヒューマンキャンパスのぞみ高等学校において展開されています。
金融リテラシーの重要性が社会的に高まる中、日常生活と将来の意思決定に直結する金融教育を、より実践的かつ安全に学べる環境を提供することを目的に設計されました。
本専攻の開講にあたっては、体験型投資学習アプリ「株たす」を提供するグリーンモンスター株式会社および、同グループの株式会社FPコンサルティングが教材提供および授業監修として協力。
当機構は、専門講師の派遣を通じて授業を担当し、「知識」と「体験」を結びつける金融教育を実践しています。
▼関連リンク
学校法人佐藤学園が運営する通信制高校の「ファイナンス・投資専攻」にグリーンモンスターグループが協力(2025年度開講)
後期プログラムの概要
後期の金融教育プログラムは、
- 金融リテラシーの再確認・応用
- 投資ゲームを通じた意思決定体験
の2つを柱に構成されています。
金融や投資を単なる知識として学ぶのではなく「限られた情報の中でどう考え、どう選択するか」を重視し、生徒一人ひとりが主体的に参加できる内容としました。

金融リテラシー授業
後期では、前期で学習した金融リテラシーの内容を振り返りながら、より実生活に近い視点で理解を深めました。
収入と支出のバランス、貯蓄や資産形成の考え方、リスクとリターンの関係などについて、
「もし自分だったらどうするか?」
「将来の選択にどんな影響があるか?」
といった問いを交えながら授業を進行。
金融が“テストのための知識”ではなく、“人生の選択を支える道具”であることを意識できる構成となりました。








株式投資授業
後期では、投資ゲームを用いた実践的な学習を実施しました。
生徒たちは、仮想の資金を使って投資判断を行い、
- どの企業や商品を選ぶか
- 情報をどう読み取るか
- 価格変動にどう向き合うか
を体験的に学習。市場環境の変化によって結果が変わることから、投資には「正解が一つではない」こと、そして感情に流されず考えることの大切さを実感しました。
ゲーム終了後には振り返りの時間を設け、
「なぜその判断をしたのか」
「別の選択肢はなかったか」
を言葉にすることで、思考プロセスの整理にもつなげました。






授業の様子
授業中は、生徒同士の意見交換や講師との対話を重視。
投資ゲームでは結果だけで一喜一憂するのではなく、「判断の理由」を共有する場面が多く見られました。
「同じ情報でも考え方が違う」
「リスクの捉え方が人によって違う」
といった気づきが、生徒たちの間で自然に生まれ、学びをより深いものにしていました。
生徒の反応と学習効果
授業後には、次のような声が寄せられました。
- 「投資は運ではなく、考え方が大事だと分かった」
- 「お金の使い方や増やし方を、自分ごととして考えられるようになった」
- 「失敗しても、なぜそうなったかを考えるのが面白かった」
- 「将来、自分で判断する力を身につけたいと思った」
金融や投資に対する心理的なハードルが下がり、主体的に学ぼうとする姿勢が育まれたことがうかがえます。
今後の展開
後期授業を通じて、生徒たちは金融リテラシーを実生活と結びつけながら、投資における判断力や思考力を養いました。
当機構では今後も、知識の習得にとどまらず、体験を通じて「考え、選び、責任を持つ」力を育む金融教育を推進してまいります。
引き続き、全国の教育機関と連携し、次世代の健全な金融リテラシーの定着に貢献していきます。

