
8月12日、やまなし地域づくり交流センターにて「第3回FESコンテスト」へ向けたワークショップ「FESコンテストへの道 in 山梨県甲府市」を開催しました。山梨県でのワークショップは今年が初開催となります。
本ワークショップは、山梨中央銀行、甲府信用金庫、山梨信用金庫、山梨県民信用組合、都留信用組合の5つの金融機関のご協力のもと実施され、16名の中高生が参加しました。

ワークショップの様子
まずは、動画制作に向けて「お金」について学ぶ時間を設け、各金融機関の方々から「お金とは何か」「銀行・信用金庫・信用組合の役割や仕事」などについて講義をしていただきました。
丁寧でわかりやすい説明に、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。また、お金に関するクイズも出題され、参加者は楽しみながら理解を深めることができました。




続いてのプログラムでは、金融機関の方々にも参加者のグループに加わっていただき、山梨中央銀行、甲府信用金庫、山梨信用金庫、山梨県民信用組合、都留信用組合の5チームに分かれてワークを行いました。
テーマは「お金の8つの力」。それぞれに関する具体例を付箋に書き出し、多く出せたチームが勝利となるグループ対抗戦です。




参加者は金融機関の方と一緒に、お金に関して自分が知っていることを次々と書き出していきました。制限時間の中で数多くのアイデアが生まれ、活気あふれるグループワークとなりました。
お年玉やふるさと納税といった身近な体験に基づくワードに加え、NISAやiDeCoなどこれまで知らなかった制度についても金融機関の方から紹介いただき、その場で学べる貴重な時間となりました。




さらに、長年地域に根ざして山梨を支えてきた金融機関の方々にご参加いただいていることを踏まえ、「山梨の良いところ」を考えるグループワークを行いました。
おいしいフルーツや観光スポットなど、参加者からはたくさんの意見が出され、山梨ならではの魅力、地域の良さを再発見できる、和やかで有意義なワークとなりました。




その後は、いよいよ動画制作に向けてテーマを決定し、構成づくりに取り組みました。参加者たちは、同じグループの金融機関の方や認定講師にわからないことを質問しながら、熱心に作業を進めていました。
限られた時間の中ではありましたが、お金について学びつつ動画制作にとりかかる貴重な時間となりました。

参加者からの声
参加者アンケートでは、「期待通り」「期待以上」と回答した生徒が大半を占めました。感想には「金融について学び、グループワークを通じて動画制作のイメージがつきやすくなった」「金融機関で実際に働いている方の話を聞けて貴重な経験になった」といった声が寄せられました。
また、今後に向けた要望としては「動画制作の時間をもっと確保してほしい」「付箋のアイデアを整理する時間が欲しい」などがあり、参加者の意欲や学びへの関心の高さがうかがえました。