
8月17日、荻窪タウンセブンにて「第3回FESコンテスト」へ向けたワークショップ「FESコンテストへの道in東京都杉並区」を開催しました。FESコンテストは文部科学省、金融庁、消費者庁、東京都の後援を受けて実施しており、本ワークショップは杉並区教育委員会様からもご後援をいただきました。

FESコンテストについて
FESコンテストは「金融教育を自分ごととして考える」をコンセプトに、大学生が運営し、中高生が小学生向けの金融教育動画を制作する全国規模のコンテストです。お金の8つの力(「使う」「稼ぐ」「納める」「貯める」「備える」「贈る」「借りる」「増やす」)をテーマに、1分以内の縦型動画を制作し、その出来栄えを競います。昨年度は全国1都19県94校から503作品の応募があり、前年の3倍を超える盛り上がりを見せました。
ワークショップについて
本ワークショップは、FESコンテスト応募に向けてお金の基礎や動画制作を実践的に学ぶ体験型プログラムです。参加者は、完成させた作品をその場でコンテストに応募することが可能です。本年度の最優秀作品には文部科学大臣賞の授与も決定しており、中高生の挑戦を力強く後押しします。
取り組みの背景には、成年年齢の引き下げやSNSを介した危険な儲け話の拡大により、若年層が金銭トラブルに巻き込まれるリスクが高まっている現状があります。学校現場からも「社会に出てからお金のことで苦しんでほしくない」と金融教育への要望が強まっています。こうしたニーズを踏まえ、当機構では、大学生や認定講師と連携し、金融教育を自ら考え実践する場としてワークショップを全国各地で展開しています。
今回のワークショップは杉並区在住の中高生を対象に参加費無料で実施。
FESコンテストは、6月15日から9月15日まで作品を募集し、8月・9月のワークショップ開催を経て10月に地区大会表彰式、11月に全国大会表彰式を予定しています。






参加者からの声
参加者からは、「とても面白かった」「わかりやすかった」と高い評価が寄せられました。参加理由は「学校の宿題として」「金融や動画作成に興味があったから」など多岐にわたり、申し込み経路もボランティア募集サイトや友人紹介、学校のチラシなど幅広く確認されています。
また、大学生スタッフの親しみやすさや丁寧なサポートが学びやすさにつながり、「金融知識が増えた」「大学生と一緒に考えられて安心した」との声が多く聞かれました。一方で「もっと時間が欲しい」「他地域でも開催してほしい」といった要望もあり、今後の展開への期待が高まっていることが伺えました。





