
2025年9月5日、愛知県立半田高等学校の1年生・約30名を対象に、探究活動の一環となる金融教育授業を実施しました。本企画は、本年度の探究テーマ「今から金融について学ぼう」の初回授業として実施され、お金を8つの力に分類しながらクイズや対話を交えて学びを深めました。メイン講師は当機構認定講師・山本将也が担当しました。

授業の様子
今回の金融教育授業では、生徒が主体的に考える力を養うことを目的に、「使う」「備える」「納める」「贈る」など、お金の8つの力をテーマに講義を実施しました。

- 「使う」
モノの価値が場所や状況によって変化することを紹介。加えて、社会的課題である「インフレ」について多角的な視点から説明し、物価上昇が日常生活へ与える影響を考えました。 - 「備える」
若者が巻き込まれやすい闇バイト問題に触れ、適切な相場観を身につけることの重要性を解説しました。 - 「納める」
さまざまな税金を紹介し、「税金がなかった場合に社会はどう変わるか」を例に挙げ、公共サービスの価値を理解する機会としました。 - 「贈る」
「贈る」行動としての寄付を紹介。SDGsの視点から、社会への貢献や持続可能な未来について考えました。




どのテーマでもクイズを取り入れたことで、生徒たちは積極的に挙手や発言を行い、意外な答えをきっかけに議論が生まれる場面も多く見られ、探究学習ならではの活発な学びが生まれた授業となりました。

一般社団法人金融教育支援機構では、今後も探究学習やキャリア教育の中で活用できる金融教育プログラムを拡充し、子どもたちが将来の選択肢を広げるためのサポートを続けてまいります。