
2025年7月11日、東京都立山崎高等学校にて、3年生特進クラスを対象とした金融教育の出前授業を実施しました。講師は、当機構認定講師・久永航輔が務めました。
本授業は、東京都の講師派遣事業の一環として行われ、「人生を豊かにする かしこい投資のヒケツ」をテーマに、投資の基礎知識から金融トラブルへの対策までをクイズやワークを交えながら学ぶ内容です。

授業の様子:前半
授業では、まず銀行預金の金利推移や複利の考え方を通じて、「なぜ今、投資を学ぶ必要があるのか」を解説。そのうえで、株式投資の仕組みや株価が動く理由、企業の成長と社会とのつながりについて、具体的な企業事例を用いて理解を深めました。
また、SNS上で身近に見かける情報を題材に、企業の成長性を考えるワークシートにも取り組み、生徒自身の生活感覚から「投資の視点」を持つ体験を提供しました。




授業の様子:後半
後半では、近年社会問題となっている闇バイトや投資詐欺をテーマに、「相場を知ること」「すぐに決めないこと」「信頼できる大人に相談すること」の重要性を解説。金融トラブルを未然に防ぐための考え方を、高校生にも分かりやすく伝えました。


当日は50分授業を2コマ実施。クイズへの積極的な回答やワークへの真剣な取り組みが見られ、生徒が「投資」や「お金との向き合い方」を自分の将来と結びつけて考える様子が印象的でした。
日本金融教育支援機構では、学校現場のニーズに応じた金融教育プログラムを全国で提供しています。今後も、生徒一人ひとりが自立した人生設計を描く力を育むことを目指し、実践的で身近な金融教育の普及に取り組んでまいります。