2024年7月29日(月)に福岡県久留米市の通信制高校・明誠高等学校久留米shipにて高校1年生~2年生(一部卒業生)を対象に約2時間の金融教育出前授業が実施されました。講師を一般社団法人日本金融教育支援機構の德永智穂と藤原沙也加が務めました。
講座内容
前半
授業の前半は当機構の独自コンテンツ「新社会人シミュレーションゲーム」を通して一人暮らしの生活にどれくらいのお金が必要になるのか生徒たちが自身の価値観をもとに計算しました。
当日は初任給を20万円と想定し、家賃や水道光熱費、通信費など生活にかかる費用を差し引いて手元にどれくらいのお金が残るのか周囲の生徒同士で賑やかに話し合いました。お給料から社会保険料や税金が初めに差し引かれることや住む場所によって家賃が異なることを学び、限られた金額の中で何にお金をかけたいのか自身の優先順位を実感している生徒もいました。
後半
後半では成人する前に知っておきたい金融トラブルについての講義が行われました。成人年齢が18歳に引き下げられたことを機に高校生や大学生がお金のトラブルに巻き込まれる事案が増加していることや、実際によく耳にする悪徳商法やロマンス詐欺に遭遇したり不要なローン契約を結んでしまったりした場合の対処法などが話し合われました。
生徒の皆さんはSNSなどの情報をもとに怪しい投資話やお金のトラブルに巻き込まれない自信があるようでしたが、もしも親しい友人や信頼している先輩から誘われたら?の質問には、それは信用してしまうかも…という声があがりました。
社会に出て働いて稼いだお金を計画的に使っていくことと、金融トラブルから自分のお金を守ることを、意見を出し合いながら学んだ生徒の皆さんは「とても楽しかったです!」と声を揃えました。
「FESコンテスト」について学ぶ
授業の終盤は当機構が主催する中高生対象の金融動画コンテスト「FESコンテスト」について触れ、動画制作をする際の著作権や肖像権についても学びました。金融に関して学んだ知識をアウトプットする場として「是非応募してみたいです!」と意欲的な生徒の笑顔が印象的でした。
新社会人シミュレーションゲームにも参加して下さった教室長の舩越先生をはじめとする明誠高等学校久留米shipの先生方、ありがとうございました!
今後について
一般社団法人日本金融教育支援機構では、学校ごと・学級ごとのニーズをお聞きして、ご要望に応じた金融教育のカリキュラム作成と講義を実施しています。
新たに金融教育の授業を企画されている学校関係者様は、ぜひお気軽に当機構までお問い合わせください。