イベントの概要
2023年9月29日、埼玉県公立中学校「狭山市立入間川中学校」PTA主催の家庭教育学級において、「高校授業で金融教育授業が始まる前に親 も再確認する事」と題した金融講座が開催されました。
一般社団法人日本金融教育支援機構の認定講師の鈴木由香子が務め、2022年から始まった高校の家庭科授業における金融教育の内容についての概要や解説を交えながら進行しました。
今回は、対面での講座が行われ、保護者のほか、教職員の方々も参加いただきました。この講座を通じて、大人たちは基本に立ち返り、お金に関する再確認を行い、また、フリートークを通じて他の参加者と意見交換を行い、個人としての不安を解決の糸口とする機会となりました。多くの参加者から「役に立った」という感想をいただきました。
講座の内容
18歳から成人となることは、さまざまな契約を結ぶ権利を持つことを意味します。法的な行為を一人で行えるようになり、その多くがお金に関連しています。
・住居の賃貸契約ができる
・クレジットカード契約ができる(デビットカードは15歳から契約可能)
これまでは親の同意が不可欠で、契約は取り消すことができましたが、成人年齢の引き下げにより、契約を取り消すことが難しくなります。18歳で住宅ローンを組むことが可能になるため、数百万円以上の契約も可能となります。親としては、不安要因が増えることも考慮すべきです。注意が必要なポイントを大人も子供もしっかりと把握し、意識することが重要です。また、金融犯罪から子供や働き盛りの大人を守りたい親の気持ちや、何が大切であるのかを子供たちに理解させ、個人の選択をサポートすることができれば幸いです。
参加者からの感想
親も子もお金のことに対して、少しこわい面がありましたが、しっかり勉強することで、付き合っていけることを知りました。これから、もう少し前向きに勉強してみようかと思います。
家庭科で金融の勉強をすることにビックリ。18歳でローンを組めるようになるので、子供と話しをしたいです。
今は、親の管理下でお金を使っていますが、もう少し大きくなった時に、しっかり使えるように、子供とコミュニケーションをとりたいと思いました。
お金の勉強って大切だなと感じました。知っているようで知らない世界。ローンやリボ等、参考になりました。
今後の展望
社団法人日本金融教育支援機構では、今後も様々なイベントを予定しています。金融教育に関心のある法人、学級(PTA)、個人の方々がオリジナルコンテンツを作成したい場合、ぜひご相談ください。