
このたび、「第2回FESコンテスト千葉県地区大会」の受賞報告のため、4月21日、千葉県の中高生が、千葉県庁にて熊谷俊人知事を表敬訪問しました。
2024年度は、千葉県で初めて「FESコンテスト地区大会」を開催した年でもあります。

今回表敬訪問に参加したのは、千葉県にて知事賞を受賞した高校2年生の3名(渋谷教育学園幕張高等学校2年の草場美海さん、開智望中等教育学校の関根翠姫さん、昭和学院秀英高等学校の古澤梨子さん)、および教育長賞を受賞した日本体育大学柏高等学校1年の大谷亜美花さんの4名です。加えて、大学生運営委員会として受賞者のメンターならびに表彰式をサポートした早稲田大学3年の西尾茉莉杏と、当機構理事の阿部奈々も同席しました。
「FESコンテスト」は、中高生が小学生の学びになるための1分間の金融教育動画を制作し、発信する全国規模のコンテストです。運営は大学生が主体となり行っています。
知事賞を受賞した「『稼ぐ』のは大人だけじゃない!? in フィリピン」では、フィリピンの子どもたちの労働実態を切り口に、「お金を得る」ことの意味を問う、社会性の高い作品として注目を集めました。
また、教育長賞を受賞した「リボ払いと分割払いの違い」は、若者が直面しやすい金融商品のリスクを明快に伝える内容であることから、教育的観点で高く評価されました。
熊谷知事からは、金融という複雑なテーマに対して、中高生が自ら調べ、伝える視点を持って動画を制作したことに対してご好評をいただきました。また、生徒たちからの報告を受けて「学生の早いうちからお金の学びを深めることは重要だ」との見解を示されました。


受賞作品は今後、千葉県内外の学校現場や出前授業、啓発イベントなどで教材として活用される予定です。
「FESコンテスト」は今後も、金融教育を必要とする全国の中高生に新たな学びの機会を届けるため、地域の皆様と連携しながら、各地での地区大会開催を推進してまいります。
千葉県においては、FESコンテストを経験した生徒たちからの要望を受け、今後は千葉全域に拡大していきたいと考えております。