【Global Money Week 2026】金融教育フォーラムを開催しました

2026年3月28日(土)Tokyo Innovation Base SQUARE-1にて、グローバル・マネー・ウィーク2026の一環として「金融教育フォーラム」を開催いたしました。


本フォーラムでは、約50名が参加し、金融教育の実践をテーマに、登壇者による発表や参加型プログラムを通じて、世代や立場を越えた学びと対話の場となりました。

当日のプログラム

・第1部:金融教育の実践報告
・第2部:FESコンテスト受賞者アルムナイトークセッション
・第3部:次年度教員アンバサダー紹介
・大学生企画・交流会

第1部:金融教育の実践報告会~産学連携による金融教育の広がり~

フォーラム前半では、認定講師や教員アンバサダー、FESコンテスト大学生運営委員、企業(積水ハウス株式会社)など、多様な立場の登壇者による実践報告が行われました。

発表では、金融リテラシーにおける地域差や教育機会の偏りといった現状の課題に触れつつ、教育現場と外部講師が連携した金融教育の実践事例が共有されました。

積水ハウス株式会社からは、金融教育を通じて地域について深く知る機会を創出し、地元の子どもたちにとっては地域の魅力を再認識する「シビックプライド」の醸成につながるとともに、来訪者にとってはその土地ならではの価値に触れる機会となる取り組みが紹介されました。ゆくゆくは、金融教育と修学旅行を掛け合わせた新たな学びの形についても模索していく可能性が示されました。

また、教員アンバサダーによる実践の中では、子どもたちから、

  • 貯めるのは楽しいが、使うのは怖い
  • 投資は怖いと思っていたが、知らないから怖いと気づいた
  • 金融教育は難しそうだと思っていたが、実際には面白かった

といった声が挙がり、金融教育が知識の習得にとどまらず、お金との向き合い方を見つめ直すきっかけとなっている様子が共有されました。

さらに、当機構が展開するFESコンテストについて、これまでの開催実績や全国からの参加状況などをもとに、金融教育を“自分ごと”として捉えるきっかけとなる取り組みとして紹介されました。

教員・企業・学生といった多様な主体が関わることで、金融教育の実践が広がりつつあることが確認されました。

第2部:FESコンテスト受賞者アルムナイ トークセッション

FESコンテスト受賞者アルムナイによるトークセッションでは、コンテスト参加を通じて得た学びや、その後の進路・価値観の変化について語られました。

参加者からは、

・投資を始めたことで世界情勢を「自分ごと」として捉えられるようになった
・学校では学ぶ機会の少ない金融知識を主体的に学ぶことができた
・ローン金利など実生活に関わる知識への理解が深まった

といった声があり、コンテストが実践的な学びにつながっている様子が共有されました。

また、一般的なコンテストや課外活動は、居住地域によって参加機会に差が生じることもある中で、FESコンテストは地域にとらわれず参加でき、世界に向けて発信できる点に魅力を感じているという声や、今後さらに広がっていくことへの期待の声も聞かれました。

さらに、動画制作においては、

・言葉遣いをやさしくすること
・伝える内容を絞ること
・自分の体験や視点を大切にすること

など、これからFESコンテストに参加する中高生に向けた実践的なアドバイスも共有されました。

第3部 次年度教員アンバサダーの紹介

第3部では、次年度の教員アンバサダーの紹介が行われました。

約40名の教員アンバサダーのうち、当日来場した6名の先生方が登壇し、それぞれご挨拶をいただきました。

大学生特別企画「価値観オークション」

その後、大学生運営委員が企画立案した参加型プログラムとして「価値観オークション」を実施しました。

本プログラムは、各チームが提示された複数の商品に対して金額を付け、オークション形式で競り合うことで、「何に価値を感じるか」「どのように意思決定を行うか」を、参加者同士の交流を通じて体験的に学ぶものです。

それぞれの商品は各チームが競り落とし、その中で最も低い金額で落札したチームが優勝となるルールが設定されており、単に高い金額を提示するだけでなく、価値を見極めた上での戦略的な判断が求められました。

優勝チームからは、
「需要が低そうなものに対して、ぎりぎりの金額で入札したことが勝因だった」
といったコメントがあり、戦略と価値判断の面白さが共有されました。

交流会の様子

価値観オークションで場が和んだ後、交流会を実施し、中高生から大学生、教員、認定講師、企業関係者まで、世代や立場を越えた対話が行われました。

登壇者一覧

【第1部】金融教育の実践報告会 登壇者(五十音順 敬称略)

秋葉裕幸認定講師 上野学園中学校高等学校 教諭
指宿和也教員アンバサダー 吹田市立吹田第一小学校 教諭
加藤瑠人FESコンテスト大学生運営委員東京都立大学3年生
豊崎竜也フェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクトマーケティング部 マネージャー積水ハウス株式会社「積水ハウスマッチングプログラム」共同企画担当者
中園和博認定講師株式会社Community-Based 代表取締役
水野雄人教員アンバサダー東京都立東久留米総合高等学校 教諭

【第2部】FESコンテスト受賞者アルムナイ トークセッション 登壇者(五十音順 敬称略)

草場美海第2回優秀賞・ひふみ賞・千葉県地区大会知事賞受賞 渋谷教育学園幕張高等学校 卒業生
小松美羽第1回優秀賞受賞 群馬県立中央中等教育学校 卒業生
田上悠二郎第1回優秀賞受賞 S高等学校 卒業生 ※応募時は、日本体育大学柏高等学校在学
廣瀬稜第3回審査員特別賞・兵庫県地区大会最優秀賞受賞 同志社香里中学校・高等学校 卒業生
古澤梨子第2回優秀賞・ひふみ賞・千葉県地区大会知事賞受賞昭和学院秀英高等学校 卒業生

【第3部】次年度 教員アンバサダーの紹介 登壇者(五十音順・敬称略)

荒井裕美郡山ザベリオ学園中学校 教諭
指宿和也吹田市立吹田第一小学校 教諭
岸井尚子阪南大学高等学校 教諭
小渡圭一郎さいたま市立大砂土東小学校 教諭
畠山慎平川崎市立京町中学校 教諭
水野雄人京都立東久留米総合高等学校 教諭

今後に向けて

本フォーラムを通じて、金融教育が単なる知識習得にとどまらず、参加者一人ひとりの価値観や意思決定に影響を与える学びであることが改めて確認されました。

また、本取り組みは、前日に実施した東京証券取引所Arrowsの見学・株式投資体験とあわせて、グローバル・マネー・ウィーク期間中における一連の学びの機会として、参加者の理解をより深める場となりました。

当機構では今後も、子どもから大人まで、学校・企業・地域社会に関わるさまざまな方々に向けて、体験と対話を通じて学ぶ金融教育の機会を提供してまいります。

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