2024年2月26日(月)「東久留米総合高等学校」定時制の公共の授業にて金融講座が開催され、一般社団法人日本金融教育支援機構の認定講師の、野田拓也、片原隼が務め、2名の講師が同時に登壇しました。
今回は、東京都の「『未来の東京』戦略」を推進する事業の一環として、学校や企業等からの依頼を受け、連携する金融機関や金融経済教育関係者等を講師として派遣する事業の開始を受け、開催されました。
若年者の段階で金融リテラシーを底上げすることは、社会生活の出発時点でその後の返済計画を考えずに安易にローンを組んだり、金融詐欺の被害に遭うなどで人生に狂いが生じるリスクを回避しやすくなります。
そのような背景より、先生からの想いに応え、「お金持ちへの道しるべ ~マネークエスト~ 」と題して、オリジナルコンテンツで授業を展開しました。
「自分自身が子どもの頃に受けたかった金融教育を」をモットーに、これから大学生や社会人になる高校生に向けて、講義内容を組み立てました。たくさんお金を稼ぐ方法、金融トラブルの事例とその対策など、クイズや具体例を交えながら、伝えていきます。また高校生にとって興味のあるユーチューバーやTikTokライバーを例に出しながら、働くことの意味を認識し、お金を稼ぐ方法を理解をしていきました。
このクイズでは、殆どのクラスで過半数の生徒の回答は「2800種類」でしたが、実際は「28000種類」もの数があると知ると驚きの声が上がりました。
お金の「価値」と「価格」について学び、お金を稼ぐということは、「価値」を提供するということを理解していきました。
定時制クラスは、全日制と比較すると1クラスあたりの生徒数が少ないこともあり、生徒からの発言も活発に行われ、講師と生徒の距離感が非常に近い環境での講義となりました。
講義終了後には生徒から「興味深い講師の経歴と、授業の内容がマッチしていてとてもよく理解できた」「ハイリターンにはリスクが付き物であり、おいしい話はないということが改めてわかった」といった声の他、「これまで受けたどの授業よりも一番楽しかった」という嬉しい声もいただきました。
一般社団法人日本金融教育支援機構では、日本の金融教育レベルを世界水準まで押し上げ、国際社会と共創していくとの東京都が掲げる目標に賛同し、高校生の皆様に知識を提供していくことで、金融トラブルを防ぐことができると考えております。東京都の掲げる金融経済教育の拡充を支援するため、学校ごと・学級ごとの、ご要望に応じた金融教育のカリキュラム作成と講義をさらに推進してまいります。
新たに金融教育の授業を企画されている学校関係者様は、ぜひお気軽に当機構までお問い合わせください。