2025年12月26日、FESコンテスト大学生運営委員会は、日本郵政グループ株式会社ゆうちょ銀行様を表敬訪問いたしました。
当日は、大手町プレイスウエストタワーにあるゆうちょ銀行本社にお招きいただき、全国各地のFESコンテストで活躍した12名の大学生運営委員が参加。社員の皆さまと、意見交換やプレゼンテーションを行い、FESコンテストとゆうちょ銀行様との関係性をより一層深める一日となりました。

ゆうちょ銀行とはどんな会社?
ゆうちょ銀行様は、「最も身近で信頼される銀行」を目指すことを理念に掲げる日本郵政グループの銀行です。郵便貯金事業創業から150年以上の歴史を持ち、全国約2万4,000の店舗ネットワークと約3万1,000台のATMを展開しています。
ゆうちょ銀行様がFESコンテストに協賛くださった経緯
ゆうちょ銀行様は、地域社会への貢献をパーパスに掲げ、貯金箱コンクールや金融教育など、次世代育成に積極的に取り組まれています。
こうした取り組みと、小学生から大学生までを対象に金融教育を行うFESコンテストの活動が重なることから、このたびFESコンテストへのご協賛をいただきました。
審査・プレゼンテーションに関する意見交換

大学生の皆さんは、運営スタッフや審査員としてFESコンテストに関わったかと思います。
さまざまな立場でFESコンテストに参加してみて、気づいた点はありましたか?

私は、昨年度の受賞者ということもあり、今年度は全国大会で審査員として関わりましたが、全ての作品のレベルが高く、評価が非常に難しかったです。
特にプレゼンテーションは完成度が高く審査が難航したため、今後は評価軸をより明確にしたいと思いました。

今年度から導入したプレゼンテーションについては、いかがでしたか?

完成度は非常に高かった一方、動画が主となるFESコンテストの特徴が伝わりにくい場面もありました。
プレゼンは動画を補足する位置づけであることがより明確になるとよいと思いました。




大学生運営委員によるプレゼンテーション
当日は、大学生運営委員が「ゆうちょ銀行様と共創したいこと」をテーマにプレゼンテーションを行い、社員様にご意見を頂戴する時間を設けていただきました。大学生運営委員は4チームに分かれ、それぞれ異なるテーマについて提案を行いました。
1. FESコンテストの拡大に向け、ゆうちょ銀行主催の貯金箱コンクールやネットワークに関する案
(大学生運営委員:筒井、加藤、平岩)
FESコンテストの規模拡大を目的として、全国約2万4,000に及ぶゆうちょ銀行様の店舗ネットワークを活用した施策を提案しました。具体的には、郵便局内のサイネージやATM上部での告知を通じて、主に参加者の保護者への認知拡大を図る案です。
また、はがきにFESコンテスト作品を閲覧できる二次元コードを掲載したり、貯金箱コンクール展示会でFESコンテストの動画作品を放映することで、子どもたちの関心を高め、応募作品の質向上につながるのではないかと提案しました。これにより、ゆうちょ銀行様が次世代育成に注力する企業であることを広く伝えられる点もメリットとして挙げました。

貯金箱コンクール展示会会場であるKITTEで動画を放映しているブースでは、動きのある面白い作品を5分程度でリピート再生しています。
ご提案のように動画のバリエーションが増えると、とても良い施策になると感じました。

企業協賛のメリットは、認知をどのように活かすかという点にあります。
「誰に届けるのか」をさらに深めると、より良い提案になりそうですね。
2. FESコンテストでのゆうちょ銀行 企業キャラクター「はりちょ」の活用について
(大学生運営委員:上柳、中島)

スマホに挟める「はりちょ」ステッカーの配布や、FESコンテストのオープニング動画に登場させ、FESコンテストのオリジナルキャラクターとコラボすることで中高生への認知拡大を目指す案を提案しました。
また、はりちょを公式素材として提供し、ショート動画制作に活用してもらうことで、「どのような動画を作ればよいか分からない」という学生の心理的ハードルを下げられるのではないかとしました。
一方で、イメージを損なう動画が制作される懸念点も挙げ、その対策として、はりちょの設定を理解した人のみが使用できる仕組みや、レギュレーションの設定を提案しました。あわせて、「はりちょ賞」を設け、はりちょの魅力を最も引き出した作品を表彰することで、さらなる認知拡大につながると提案しました。

私は、キャラクター関連の業務を担当しているので、権利関係まで考慮していただけた点がうれしかったです。
若年層へのアプローチについて、新たな気づきをもらいました。

ゆうちょ銀行にとってもメリットがある視点や、権利、世界観を崩さずに認知拡大につながる工夫が盛り込まれていて、とても素晴らしい提案ですね。

はりちょは使いやすい反面、表現次第では問題が生じる可能性もあります。一定のレギュレーションは必要だと感じました。
3. ゆうちょ銀行ワークショップ全国ツアー
(大学生運営委員:豊崎、伊東、郷右近、小串)
ゆうちょ銀行様による金融教育の出前授業や、地方で実施されているワークショップの事例を参考に、地域や学校の枠を超え、実社会で活かせる学びの機会を提供する全国ツアー型ワークショップを共同で実施できないかと提案しました。
定時制を含む中高生を対象に、ゆうちょ銀行様が講師となってワークショップを行い、学生が制作した動画を、当機構の大学生運営委員とゆうちょ銀行様が共同で審査する仕組みを想定しています。
探究的な学びが重視される中で、金融教育は人生を通じた学びであり、世代を超えた新たな発見が生まれると考えています。全国展開する金融機関だからこそ、若い世代に届けられる価値があるという点を強調しました。

今年度、実際にワークショップで講義をさせていただきました。
ワークショップに参加するだけでなく、その後、作品の完成度を高め、応募に繋げる。意欲を高める。まだまだ工夫できそうです。

様々な企業が金融教育に取り組んでいますが、動画制作や学生主体という点は、他にはない特徴だと感じました。
特に動画制作を通じた取り組みである点は、今の時代に合っているとも感じました。
講師で参加するシニア世代とのコミュニケーションなど、別の目的と組み合わせることで、さらに広がりのある取り組みになると思います。
4. FESコンテストの規模拡大にむけたアイディア
(大学生運営委員会:塚本、田中、衣斐)
貯金箱コンクールとFESコンテストの「小学生審査」とのコラボレーションを提案しました。
FESコンテストは「小学生に伝える動画」をテーマとしており、今年度は小学生が動画を見る側から、評価する側へと立場を広げています。この取り組みをさらに発展させるため、貯金箱コンクール受賞者が小学生審査員として参加する仕組みを提案しました。
出前授業を通じて貯金箱コンクールをPRし、親世代も含めた交流を生むことで、お金に関心の高い層へ自然にアプローチできると考えています。また、FESコンテスト会場で貯金箱コンクール作品を展示することで、相互の認知向上にもつながるとしました。学校経由での案内により、安心感・信頼性の高い取り組みになる点も強調しました。

入賞者や参加者が交流し、金融の知識を深められるコンテンツがあれば、より良い表彰式になると思います。




フリーディスカッション
議題を設けず、学生と社員の皆さまで率直な意見交換を行いました。仕事観やキャリア、キャッシュレス決済についてなど、多岐にわたるテーマで対話が広がりました。

働く中で、つらいことや理不尽だと感じることを、どのように乗り越えてこられましたか?

妊娠するまでボクシングをしており、サンドバッグを叩くという原始的な方法で発散していました。
悩んでいるときは、体に負荷をかけることで気持ちが軽くなると感じています

銀行って一見堅いイメージがありますが、実際はいかがでしょうか?

実際に堅い部分もあると思います。守るものが多いため、組織の動きはどうしても慎重になります。
ただ、ゆうちょ銀行は民営化をきっかけに大きく変化しました。柔軟にスピード感を持って働くことも大事にしています。

皆さん、普段の決済はキャッシュレスが中心ですか?

はい。特にタッチ決済を使っています。
ただ、支払った実感がなく少し怖さもあります。

私はQR決済を使うことが多いです。

実は…キャッシュレスに不安があるので、現金を使うことが多いです!
総括
ゆうちょ銀行広報部部長・倉澤様より
- 今回の意見交換やプレゼンテーションを通じて、大学生の皆さんの柔軟な発想や主体的に考える姿勢に触れることができ、大変刺激を受けました。皆さんの成長に少しでも関わることができたのであれば、私たちとしても嬉しく思います。
- FESコンテストに対する率直な意見や新しい視点は、私たちにとっても来年度以降の取り組みを考える上で大変参考になりました。特に、次世代への金融教育や地域との関わり方について、改めて考えるきっかけとなりました。
- 今後もぜひ一緒に意見を交わしながら、より良い形をつくっていければと思います。引き続きよろしくお願いいたします。
大学生運営委員の感想
企業の方と直接意見交換を行い、大学生運営委員がプレゼンテーションをする機会は初めてで、大変貴重な経験となりました。プレゼンを通して、第3回FESコンテストを振り返ると同時に、自分たちの活動を改めて見つめ直すことができました。
また、ゆうちょ銀行様がどのような視点で金融業界や経済と向き合い、FESコンテストにご協力くださっているのかを知ることができ、非常に有意義な時間となりました
まとめ
今回の表敬訪問を通じて、ゆうちょ銀行様の次世代につなぐ金融教育への取り組みや、現場の率直なご意見に直接触れることができ、大きな学びとなりました。
ゆうちょ銀行様、ご協力ありがとうございました。
- ※本訪問では、以下のゆうちょ銀行社員様にご対応いただきました。(部署・役職は訪問当時のものです)
倉澤慶子(広報部 部長)
橋本樹尚(広報部 担当部長)
小林美紀(広報部 グループリーダー)
荻野恭未(広報部 マネジャー)
戸田知子(広報部 主任)
佐藤七海(広報部 主任)
※本訪問には、以下の大学生運営委員が参加しました。
上柳宏介(慶應義塾大学3年)
加藤瑠人(東京都立大学3年)
塚本美希(南山大学3年)
筒井璃紗子(慶應義塾大学3年)
中島晶穂(立教大学3年)
平岩結衣(立教大学3年)
衣斐奏瑠(ハワイ大学2年)
小串香乃(法政大学2年)
郷右近侑寿(法政大学2年)
田中莉亜マリア(東京未来大学2年)
伊東愛結(静岡大学1年)
豊崎光庸(佐賀大学1年)

