
2024年11月30日(土)と2025年1月25日(土)の2回にわたり、東京都荒川区の「ゆいの森あらかわ」にて、当機構と荒川区、東京都(こどもスマイルムーブメント)の協働による金融教育イベントを開催しました。
イベント名は「荒川区で『お金』について学ぶ!もんじゃ焼きをヒットさせるプランを考えよう」です。

当日は荒川区の小学生が、チームで会社立ち上げの模擬体験をしたのち、荒川区のソウルフード「もんじゃ焼き」を外国人観光客にヒットさせるプランを考え発表しました。
「こどもスマイルムーブメント」は、企業、NPO、大学・学校等の主体が子供を大切にする「チルドレンファースト」の社会を創出する東京都の取組みで、本イベントでは、日本金融教育支援機構が「こどもスマイルムーブメント」へ事業として発案し、選定されたものとなります。
参照
・東京都 こどもスマイルムーブメント
・ゆいの森あらかわ – 荒川区
2024年11月開催
第1回には15名の小学生が参加し、当機構の高田彩香と大場実が講師を務めました。
子どもたちはお金のクイズでウォーミングアップしたのち、チームに分かれて会社名と役割分担を決定し、ヒットするもんじゃ焼きの開発や販売戦略の立案などを実施していきます。開発では、生地にチョコを練り込みフルーツをトッピングする「デザートもんじゃ」といったユニークな商品提案も現れました。
本イベントは、子どもたちにビジネスがどのように成り立つかを実践的に学ばせ、話し合いやプレゼンテーションを通して協調性や発表力を養うことも目的としており、参加した小学生からは「ビジネスの仕組みを知るのが楽しかった」「自分のアイデアが形になるのがうれしい」という感想が寄せられました。
2025年1月開催
第2回では、第1回に参加した小学生の意見を取り入れ、子ども目線で改善されたプログラムが実施されました。参加者は26名、講師は高野具子、清水秋美、大場実が務めました。
前回に続き、互いの意見を尊重しながら一つのアイデアをまとめるプロセスを通じて、協調性やリーダーシップの重要性を実感できるプログラム構成となっており、「お金」や「ビジネス」の基礎的な考え方を学びながら、自分の意見を持つことの大切さも体験してもらいました。
また、インバウンド市場を意識した“もんじゃ焼き”の販売戦略づくりを通して、子どもたちは普段意識しない「インバウンド」というテーマに触れ、地域の魅力を再発見しながら創造的な発想で新しい視点を得ていました。
参加した子どもたちからは、「自分たちで考えたアイデアを発表できて楽しかった」「意見をまとめるのは難しかったけれど、チームで話し合うのがおもしろかった」という感想が届いています。
当機構は、今後もより多くの子どもたちが参加し、学びの場として成長できる機会を提供していきます!