2024年10月4日(金)に京都府内の私立高校で高校1年生を対象に金融教育出前授業が実施されました。講師は、一般社団法人日本金融教育支援機構の德永智穂が務めました。
授業では、「500mlのペットボトルの水を1万円で売るにはどうすればよいか?」をテーマに、高校生の視点から商品にどのような付加価値を加えればよいかや、どのような水であれば1万円でも購入したいと思えるかについて考えました。
買う側の気持ちを踏まえながらグループで自由に意見を出し合いアイデアを発表。 各グループからは以下のような意見が出されました。
・飲むだけで健康になり美容効果もある水
・高級ファッションブランドとコラボした水
・人気俳優や人気アイドルが宣伝販売する水
・一本買うと高級ブランドの商品がおまけで貰える水
意見を出し合った後には、どのグループの商品なら買いたいと思うか手を挙げてもらい、クラスメイトの購買意欲を刺激できたかどうか確かめました。 個性溢れるアイデアが並び、驚く声や笑い声が飛び交う生徒の様子が見られました。
授業を通して、生徒の皆さんは、普段何気なく利用している商品やサービスにも、企業の戦略やマーケティングの工夫が盛り込まれていることに気づいてくれました。また、対象とする顧客層や年齢に応じて、価格や販売方法が工夫されている点も確認しました。
こうした視点を日常生活に取り入れることで、金融や経済の仕組みをより身近に感じることができることを高校生の皆さんに理解してもらえたと実感しています。
一般社団法人日本金融教育支援機構では、学校ごと・学級ごとのニーズをお聞きして、ご要望に応じた金融教育のカリキュラム作成と講義を実施しています。
新たに金融教育の授業を企画されている学校関係者様は、ぜひお気軽に当機構までお問い合わせください。