2026年2月24日から3月2日にかけて、東京都の講師派遣事業で江戸川女子高等学校にて金融教育授業を各クラス50分×2コマ実施しました。
講師は、一般社団法人日本金融教育支援機構の大竹明彦、長澤雅美、苗加晃平、林剛史、永田真仁、広川明雄が務めました。
大竹明彦

苗加晃平

永田真仁

長澤雅美

林剛史

広川明雄

今回の出前授業は、将来の自立に向けた「お金の知恵」をテーマに、ワークショップと講義を組み合わせた二部構成で実施されました。生徒たちは、目前に迫る社会人生活や一人暮らしの現実をシミュレーションしながら、熱心に学習に取り組んでいました。
授業の様子
前半
前半のワークショップでは「新社会人の家計管理」に焦点を当てました。生徒たちはタブレットを活用し、自分が興味のある業界や職種の初任給を自ら調査することから始めました。


中には年収ランキングから高い給与を調べる生徒もおり、現代らしい情報収集の姿が見られました。算出された額面給与から、社会保険料や税金が差し引かれた「手取り額」の現実を知ると、教室内には驚きの声が上がりました。その限られた予算の中で、家賃、食費、通信費などの支出を割り振る作業では、「今の生活水準を維持すると赤字になる」「家賃の占める割合が想像以上に大きい」といった、生活の実感に伴う気づきが多く共有されました。友人同士で相談しながら、どの費用を削り、どのこだわりを残すかといった活発な議論が各所で行われていました。


後半
後半の講義では、お金の「使う・稼ぐ・借りる・増やす」という4つの力を中心に、より専門的な金融知識のレクチャーが行われました。


資産形成の考え方や、消費と投資の違いといった概念的な内容に対し、クイズ形式を取り入れることで、生徒たちの関心を維持する工夫がなされました。一部のクラスでは、講師自身のキャリアや証券業界での経験談、さらには講師が新人の頃に実際に付けていた家計簿などが披露され、生徒たちは身近なロールモデルの話として真剣に聞き入っていました。


ワークが始まると生徒たちは一様に集中し、家庭科の授業で学んでいる内容と実社会との繋がりを深く理解しようとする姿勢を見せました。休み時間に講師の元へ駆け寄り、自身の将来や金融について熱心に質問を重ねる生徒の姿も象徴的であり、単なる知識の習得に留まらない、自分自身の未来を考える貴重な機会となりました。







