2024年4月5日、福岡市の中学校新1年生~3年生を対象に「大人になる前に知っておきたいお金のこと」と題した講座が開催されました。講師を一般社団法人金融教育支援機構の德永智穂が務めました。
講座内容
講座では、普段どんなことにお金を使っているか、どのような支払方法を知っているか、お金の上手な貯め方や身近なお金のトラブルについてなど、クイズを出題しながら講師と中学生(小学生1名参加)との対話形式で行われました。
お金の使い方について参加者の半数がキャッシュレス決済や交通系ICカードを使用していると答え、子ども間のお金の貸し借りについても参加者の半数がよく発生すると答えました。フィッシング詐欺などの金銭トラブルに関しては参加者が実際に見聞きした話が飛び交いました。正社員とアルバイトの違いについて考える場面では、実際の企業ウェブサイトの採用情報を閲覧しながら給与や福利厚生を参考に働き方を考える場面もありました。
参加された保護者の皆様からの声
子どもにお金についてどんなことを学んでほしいですか?
投資やリボ払いなど美味しい話にはメリット・デメリットがあるからいい話だけで食いつかず冷静に判断する力
生きたお金の使い方、どうやってお金を稼ぐのか、生活(生きるため)に必要なお金
消費ばかりでなく蓄える事、労働で得ることの大変さと価値
家庭でのお金の教育は?
家庭でどんなお金の教育をしているかという質問には「お金の貸し借り」「お金を貯めること」「消費税などの税金について」などの回答がありました。
子ども向けのお金のイベントへの参加は?
子ども向けのお金のイベントについて、参加者全員が「また参加したい」と回答しました。
今後について
一般社団法人日本金融教育支援機構では、学校ごと・学級ごとのニーズをお聞きして、ご要望に応じた金融教育のカリキュラム作成と講義を実施しています。
新たに金融教育の授業を企画されている学校関係者様は、ぜひお気軽に当機構までお問い合わせください。