東京都の講師派遣事業で「攻玉社中学校・高等学校」高校1年生の公共の授業で6名の認定講師が登壇

2024年1月17日(水)「攻玉社中学校・高等学校」高校1年生の公共の授業にて金融講座が開催され、一般社団法人日本金融教育支援機構の認定講師の、大竹明彦佐藤彰、島田健一、高野具子仲岡由麗江平井梨沙が務め、6名の講師が同時に登壇しました。

今回は、東京都の「『未来の東京』戦略」を推進する事業の一環として、学校や企業等からの依頼を受け、連携する金融機関や金融経済教育関係者等を講師として派遣する事業の開始を受け、開催されました。

若年者の段階で金融リテラシーを底上げすることは、社会生活の出発時点でその後の返済計画を考えずに安易にローンを組んだり、金融詐欺の被害に遭うなどで人生に狂いが生じるリスクを回避しやすくなります。

そのような背景から「投資の本来の意義を理解することで、賢い消費者になってほしい」と、同校の社会科教諭である佃先生からの想いに応え、「高校生のうちに知っておきたい投資のコト」と題して、オリジナルコンテンツで授業を展開しました。

「自分自身が子どもの頃に受けたかった金融教育を」をモットーに、これから大学生や社会人になる高校1年生に向けて、お金を増やすには働く以外の選択肢があることを知ることで資本市場に参加し、投資を通じて社会経済に積極的に貢献する方法を伝えたいと考え、講義内容を組み立てました。

投資の基本から始め、市場の需給バランスを読む方法、金融トラブルの事例とその対策など、クイズや具体例を交えながら、伝えていきます。また高校生にとって興味のある会社を例に出しながら、授業を進めることで、日常生活に投資の考え方における種がたくさん落ちていることを実感してもらいました。

このクイズでは、殆どのクラスで過半数の生徒の回答は「10円」でしたが、実際は「1円」と知ると驚きの声が上がりました。

興味関心から始まる、「好き」や「将来性」など、応援の気持ちが投資の根本であるであることを認識しました。

生徒たちには株式投資が単なる資産運用の手段ではなく、iDeCoや新NISAなどの投資制度についても紹介しつつ、18歳から始められる投資を「暮らしを豊かにするツール」にすることを目的に、以下のような視点で伝えました。

・銀行へ預金だけではお金を増やしづらい
・株式投資について正しく理解して、前向きに付き合おう
・成長している企業にはちゃんと理由がある
・投資デビューは、iDeCoやNISAでコツコツ長期積み立てを
・金融トラブルは、事前に知れば避けられる

テーマパークや外食産業、スーパーなどを例に出しながらの金融教育は関心も高く、講義終了後には生徒から「投資に興味を持ちました!」「両親ともお金について話してみたい!」という多くのお声をいただきました。

一般社団法人日本金融教育支援機構では、日本の金融教育レベルを世界水準まで押し上げ、国際社会と共創していくとの東京都が掲げる目標に賛同し、投資を推奨する立場ではなく、投資の本来の意義を理解することによって、金融トラブルを防ぐことができると考えております。

今回の「攻玉社中学校・高等学校」での登壇を皮切りに、東京都の掲げる金融経済教育の拡充を支援するため、学校ごと・学級ごとの、ご要望に応じた金融教育のカリキュラム作成と講義をさらに推進してまいります。

新たに金融教育の授業を企画されている学校関係者様は、ぜひお気軽に当機構までお問い合わせください。

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