2024年9月4日、18日、25日の3日間。大阪府堺市の初芝立命館高等学校にて、高校3年生11クラスを対象に金融教育出前授業が実施されました。講師を一般社団法人日本金融教育支援機構の大竹 明彦、仲木 威雄(理事)、大場 実、大北 明理、西尾 茉莉杏(現役大学生サポーター)、皆越 慎吾、德永 智穂、八木 満里子、川上 真由美、阿部 奈々(理事)中園 和博が務めました。
講座内容
1日目
「FESコンテストへの道 in 初芝立命館」というタイトルでオンライン授業を実施し、小学生に金融について知ってもらう動画制作(アウトプット)をすることが実は自分のためになり金融を学ぶ上での最大のインプットになることを生徒の皆さんにお伝えしました。
また、クラス対抗でクイズ大会を行ったり、動画制作のヒントとなるテーマ出しなどを行い、身近な話題を掘り下げながら実践的な学びを深めていきました。
2日目
お金を「借りる」「増やす」を大テーマに、堺市に本部がある有名企業「くら寿司」を題材として、会社の資金調達について学びました。会社がお金を調達する方法には、融資を受ける、出資してもらうの2とおりがあることを、ワークやグループ討議をまじえて理解してもらいました。
3日目
3日目は対面授業を行い、「講師のしくじりから学ぼう、お金の力」というテーマで各講師の失敗からの立ち直りや、失敗を通した学びをもとにした、人生とお金のかかわりについての授業を展開しました。経営者思考でお金を生かす方法、働く意義や自分の伸ばし方、人生は何歳からでもやり直せるといった、金融の枠にとらわれない前向きな視点で講話となりました。また各クラスにおいてこれまでの学びを通したテーマを決定し、金融のショート動画制作を行いました。グループごとに分かれ、動画のコンテ案を考えました。
受講した生徒さんからの感想
- 金融に対する偏見がほぐれて理解が深まった。
- 単なるお金の話ではなく、もう少し深い話で、興味深かった。
- 先生の経験をもとに話してくれたおかげで、何がだめで何がいいのかがわかりやすかった。
- 生徒の小さな発言を取り上げて、深掘りしながら知識を教えてくれたのがうれしかった。
今回の取り組みをきっかけとして生徒さんたちがお金についての学びを継続し、たとえ何かで失敗しても、そこから学びや教訓を得ることで、より豊かな人生を送るよう願っています。
今度も日本金融教育支援機構では、全国の学校やクラスを訪問し金融教育の大切さやお金を賢く活用して人生を豊かにする方法を広めてまいります。